Salesforce連携による拡張性の高い居住者エンゲージメント基盤の事例 is a case study by HDWEBSOFT. Services provided: 開発, 連携・統合. Technologies used: Salesforce, AWS, React.js, React Native, AI. Solutions: Webポータル, モバイルアプリ, CRM. Salesforceのライセンスコストを抑えながら、居住者向けのデジタル体験を強化した拡張性の高いエンゲージメント基盤の開発事例です。

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Salesforce連携による拡張性の高い居住者エンゲージメント基盤の事例

HDWEBSOFTは、居住者向け体験をSalesforceのコア運用から分離し、コスト効率と拡張性を両立するWeb・モバイル基盤を構築しました。

技術スタック
Salesforce, AWS, React.js, React Native

概要

この居住者向けエンゲージメント基盤は、拡大を続ける住宅コミュニティを管理する事業者向けに構築されました。クライアントは運用データと業務フローの中核として Salesforce を利用していましたが、居住者数の増加に伴い、Salesforce Experience Cloud を通じて外部利用者へアクセスを広げる方法ではライセンスコストが膨らみ、さらにモダンなデジタル体験を柔軟に提供しにくいという課題がありました。

本プロジェクトの目的は、Salesforce を system of record として維持しながら、より拡張性が高く、コスト効率にも優れた居住者向けプラットフォームを構築することでした。

課題

最大の課題は、居住者向けアクセスを拡大しつつ、ユーザーごとの追加ライセンス費用を発生させないことでした。クライアントは、リアルタイムなデータ参照、サービスリクエスト、財務情報の確認、コミュニティ内コミュニケーションを、モバイルとWebの両方で実現できるデジタル基盤を必要としていました。

さらに、既存の Salesforce アーキテクチャに十分なドキュメントがなく、データ整合性や大規模運用時の安定性を損なわないよう、入念な調査と検証が不可欠でした。

ソリューション

HDWEBSOFT は、居住者向けの専用エンゲージメントレイヤーとして機能するカスタムWeb・モバイル基盤を実装しました。このプラットフォームは、居住者にとっての一元的なデジタルハブとして機能し、Salesforce は引き続き正規バックエンドとして運用データとコアワークフローを管理します。

このアプローチにより、Salesforce Experience Cloud のライセンス依存をなくしながら、UX設計や機能追加における柔軟性を大幅に高めることができました。

主な機能

  • 双方向データ同期: Salesforce と外部システム間で双方向のデータ同期を行い、精度と整合性を維持。
  • リアルタイム更新: Salesforce Platform Events を活用したリアルタイム更新と、安定性確保のための定期同期を組み合わせて実装。
  • 居住者向けモバイル・Webアプリ: コミュニティ参加、住宅関連情報の確認、各種ワークフロー利用をWebとモバイルの両方で実現。
  • 重要情報への安全なアクセス: 財務情報、サービス依頼、共有リソースへの安全なアクセスを提供。
  • 包括的な監視とログ管理: 同期状況、パフォーマンス、エラー処理を追跡する監視・ログ機能を実装。

実装

アーキテクチャでは、Salesforce APIsApexPlatform Events を用いて、安全なデータ連携とリアルタイム通信を実現しました。バックエンドには NestJS を採用し、AWS 上で業務ロジック、同期ワークフロー、データ変換を処理しています。フロントエンドは ReactReact Native により、Webとモバイルの双方で一貫したユーザー体験を提供しました。さらに、cloud-native および serverless コンポーネントを組み合わせることで、高負荷時にも耐えられるスケーラビリティを確保しています。

また、本実装では拡張性の高い設計とインテリジェントな自動化を両立するため、以下も組み合わせました。

  • Platform development services: 増え続ける居住者数に対応できる、モジュール型かつ拡張可能なシステムを設計。
  • AI development services: より高度なデータ処理、インサイト抽出、将来的な自動化機能の土台を構築。

成果

完成したプラットフォームにより、クライアントは Salesforce のライセンス費用と関連運用コストを大幅に削減できました。一方で、居住者にはモダンで直感的なデジタル体験を提供できるようになり、アクセス性とエンゲージメントも向上しました。モバイルファーストな設計と使いやすい導線により、利用率の改善も期待できる状態になっています。

同時に、Salesforce 上のデータ整合性と業務継続性は維持され、追加ライセンス制約なしで今後の成長を支えられる拡張基盤が整いました。この事例は、Salesforce を中核とする企業が、内部ユーザー向け運用と外部ユーザー向け体験を分離することで、コスト効率と将来性を両立できることを示しています。

Salesforce を軸に複雑なプラットフォームを新規構築・高度化したい企業にとって、本事例は、HDWEBSOFT が統合設計、拡張アーキテクチャ、そしてモダンなUXを一体で提供できることを示す実践例です。